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みんなの文化記事へ

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意地悪は日本独自の文化?
最近でもあると思うのであるが、私が中学生や高校生の頃は新入生に対して上級生は威張っていた。威張るだけではなく、少々意地悪をするのである。今でいう「いじめ」であろう。私はどういう訳か、上級生から可愛がられもしたが、随分と意地悪もされた。時には学校に行くのがいやになるほど・・・・。だがその反面、よく面倒を見てくれる上級生もいたから、結局は休まずに登校した。高校の時は寮生活もしていたから、苛められたり殴られたりしたものであるが、当時は相手が大きく傷つくまではやらなかったような気がする。苛められたり可愛... ...続きを見る

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2009/07/05 17:31
海は何故青く見えるのか
梅雨時とは言え、今年の雨の降りようは少ない。でも時々は短時間ではあるが集中豪雨となる。人間活動には少々厄介な雨である。川の水も海の水も、豪雨で濁流が流れ込まないときは澄んだ青い色をしている。もっともインドや中国大陸を流れる川の水は青くはなく泥水に見える。 物事に当たった光は部分的に吸収され、残りが反射される。反射された光が私達の目に入ると、色として認識される。水の分子は波長の長い赤い光を吸収し、波長の短い青い光は吸収されにくい。そのために、海中の物質に反射されて、大気に戻る光は青い部分が多く、... ...続きを見る

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2009/07/04 16:45
不可欠な条件
少し本が読める時間が出来た。今、新田次郎の「栄光の岩壁」を読み直している。 主人公の竹井岳彦は東京空襲後の悲惨な状況の中で中学生の身で、食料の買出しに出かけたついでに丹沢山系まで足を伸ばしている。そこで出逢った戦争帰りの山男に山屋としての話を聞いている。その男は、アルピニストには不可欠な条件が4つあると言う。1つは「健康な肉体」、2つ目は「強固な意志」、3つ目は「謙遜」、4つ目が「情緒」であると、新田次郎は言わせている。1、2は分かるが、それに加えて、へりくだって心にわだかまりのない姿が必要と... ...続きを見る

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2009/07/03 16:51
ネット婚活
最近はネットを使った結婚活動(婚活)が盛んであると聞く。カップル成立率も高く、参加者の4人に1人が相手を見付けている。多岐にわたるプロフィールから、最適な異性を素早く探すという、IT時代の新しい結婚相手探しが普及しつつあるようだ。 結婚しない人が増えている時代であるが、2007年の国勢調査では30歳代前半の未婚率は男性47.2%、女性32.3%である。今では30歳を超えた女性でもあまり気にすることなく独身生活をエンジョイしている。各種調査によると、「結婚したくない人」が増えているのではないらし... ...続きを見る

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2009/07/02 16:55
空の水道
やっと梅雨らしい天候になって来た。雨はうっとうしいけれども、降る時には降ってもらわないと断水騒ぎになったりするから、困ることが多い。雨が降ると、我が家の庭で蛙が鳴き始める。何処からやって来たのか、孫が川遊びから連れて帰った蛙が逃げて庭に住み着いているのかも知れない。田んぼなど見ることも出来ない住宅地で、ゲロゲロと1匹の蛙が声を張り上げる。意外と大きい声で鳴く。 日本の梅雨は夏至を中心にして現れる約40日間の雨季である。夏至の頃の太陽は北半球を最も強く照らす。大陸の地面やヒマラヤ山塊の表面は、こ... ...続きを見る

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2009/06/30 13:00
何のために・・・・
昨日は、本当に何年振りかで夫婦で映画を見に行った。何年振りかで行ったのは私であって、妻はかなりの頻度で孫を連れて行っているようである。勿論時間が取れないから、夜の部を夜中まで見ていた。新田次郎原作「剣岳・点の記」であるが、新田次郎の小説を既に読んでいるから、目的はストーリーではなく、アルプスの山々を中心とした大自然の風景を見ることにあった。 立山連峰(雄山、別山、奥大日、前剣、剣等)の山々の自然の美しさ、厳しさ、素晴らしさ、雷鳥やカモシカ等の自然の中で生活する動物達の姿・・・・・。雪崩や落石、... ...続きを見る

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2009/06/26 13:21
無知から未知へ
本が好きで時間があれば、何かを読んでいる。何がそんなに面白いのか? 呼んだ経験のある人でなければ分からないかも知れない。読書の醍醐味は、未知のパンドラの箱が開くということかも知れない。本はやはりパンドラの箱である。そこに伏せられていたものが、自分の前に躍り出てくる、時には「雷鳴の一撃を食らう」事もあるだろう。無知から未知へ、それが読書の醍醐味のような気がする。あまり慾のない人には面白くないかも知れないが。 無知があるから未知へ向かえる、読書は常に未知の箱を明けるという楽しみがある。では読書とは... ...続きを見る

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2009/06/25 12:29
日本の弁当文化
外国にも弁当は見かけるが、日本ほどバラエティに富んだ弁当が何処ででも手に入ることは無いように思う。JRの駅、街角の弁当専門店・喫茶店、コンビニ、デパートの地下、レストランや料亭の昼時だけの弁当メニュー等々、和風・洋風、内容もボリュームも色とりどりであり、値段もピンからキリまであり、どれにしようかと迷ってしまう位である。 日本の弁当が世界で類を見ないほどバラエティに富んだものに発展し得たのは何故だろうか? 日本のジャポニカ米が、他品種に比べ冷めても美味しいという特徴を持ち、豊富な食材を容易に入手... ...続きを見る

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2009/06/24 11:02
男の読書とかけて・・・・
男女に関わらず世の中には読書人は多い。乱読、精読、積読色々あるが、中には特殊の分野だけのものしか読まない人もいる。如何に男女平等といえども、男女間には読む本の種類が違っているように見える。 私は、専門が技術系であるから今までに読んだ本の数は技術書が一番多い、専門分野以外の技術書も多数読んだ。しかし、技術書は読書とは言わないようである。技術書以外に何を読んできたか、何を読んでいるのか。私は歴史、歴史小説、伝記物、科学物、エッセイ、山岳小説、海外事情物、ドキュメンタリーが好きだがジャンルに拘ること... ...続きを見る

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2009/06/22 13:06
悪口
河盛良蔵著「人と付き合う法」には次の文章が出てくる。「人と付き合う上において、必要欠くべからざる儀礼は人の悪口を言うことであるが、とは言うものの他人の饒舌に乗って共通の友人や先輩の悪口を無責任に喋るのは軽薄である」。最近は色んな会合でも、他人や仲間内の者の悪口を聞くことはあまりなくなったが、昔から時と所を問わず男が貶(けな)し笑って一向に差し支えないのは、我が女房の悪口に限ると言い習わす、と昔は先輩から聞いたものである。その逆は妻が夫を罵る場合であって、これは座の一同が必ず鼻白むこと間違いない。... ...続きを見る

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2009/06/19 06:15
ドイツ人のおせっかい
最近は日本でもアパートやマンションの住人が、階上や隣家の物音が五月蠅いと苦情を述べる人が増え、時にはそれが原因で殺傷沙汰にもなっているニュースを聞く。他人を憚らずに自分流を押し通すようになったからであろう。一昔前は他人様の目を気にして、自己を殺して生きた時代があったことを思うと、行き過ぎた様変わりに感心したり驚いたりする。 私がドイツに盛んに行き始めた1970年代に知った言葉がある。ドイツ語のイミシオーン(Immision)という言葉は、一般には「公害」のことである。法律用語としては、騒音や悪... ...続きを見る

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2009/06/18 15:27
政界ブログ王
最近は誰でもブログの一つや二つは書いている。普通に暮らしている人達がそうであるから、言葉で勝負する政治家達も当然ブログを自己PRや情報発信に使っているようである。随分前から、首相のメールマガジンというかブログというか、情報発信なるものは、首相官邸の住人が変わっても続いているのでいつも見ているが、あまり感心した出来栄えのものは少ない様に思う。政界ではインターネットのブログやメールマガジンが流行り出してから、もう10年位にはなるだろう。 「多い時は1日に5回くらいブログを書き換える。パソコンを持ち... ...続きを見る

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2009/06/16 10:36
チンタラ
何事も、のんべんだらりと行うことを「チンタラ、チンタラとやる」という。確かに言葉の発する音感に、ダラダラと事が運ぶ様子が感じられる。では、この言葉はどこから来たものであろうか?  入院中に新聞を見ていると、その答えらしきものに出会った。鹿児島県の焼酎メーカー田苑酒造の取材記事に記載されている。田苑の芋焼酎は独特の味がして、私も晩酌に時々楽しんでいることから、記事が目に止まったという訳である。JR川内駅(薩摩川内市)から車で20分ほど走った山間にある醸造所は焼酎資料館も持っている。創業は1890... ...続きを見る

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2009/06/14 11:24
サッカー2大国の変化
南米でサッカーの2強といえば、いわずと知れたブラジルとアルゼンチンである。両国の試合となれば、大変な盛り上がりとなり、誰もが手が付けられないほどエキサイトする。サッカーに限らず、何事においても両国の競争意識は強い。元々ブラジルはポルトガルの植民地であり、アルゼンチンはスペインの植民地であるから、言葉は良く似ているが文化は違う。ヨーロッパ文化を色濃く残すアルゼンチンは、かつて文化水準が高く、経済的にもブラジルより発展していた。一方、ブラジルはアフリカから強制的に連れてこられた人も多く、アフリカ文化... ...続きを見る

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2009/06/13 10:16
三界
今更仏教の説教ではないが、新田次郎の「槍ヶ岳開山」を読んでいたら、主人公の僧・播隆と弥勒寺の寺男との対話に「三界」の話が出てきた、興味を引かれ調べてみた。小説では寺男が播隆に「色という言葉があり、色界というものもあるが何でございましょう」と問いかける。播隆の答えは「世界は三界によって成り立っている。慾界、色界、無色界である。慾界とは官能の世界であり、色界は官能を超越してもなお官能の形を心の中に残している世界である。無色界は、あらゆる官能を超越した清らかな、心の中の世界である」と、新田次郎が言わせ... ...続きを見る

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2009/06/12 20:57
乙女の祈り
以下は本当にあった笑える話であるが、当事者は真剣そのものであり、それだけに更に笑いを誘う話を紹介する。 昔、西ドイツの小さな街に日本人の父娘が住んでいた。12歳になる娘はピアノがとても上手で、父親も音楽に理解があったから、二人はいつもピアノの音を楽しみながら暮らしていた。でも、一家がまだ日本に居た頃、娘はあの有名な美しいピアノ曲「乙女の祈り」が大好きで日がな一日弾いていたものであったが、ドイツに来る時、その楽譜を忘れてきたという。父は娘の願いをかなえてやろうと、町中のレコード店や楽譜やさんを訪... ...続きを見る

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2009/06/11 19:49
キッコウの秘密
日本を代表する味、その一つは醤油である。どんな料理にも欠かせない、勿論海外でも評判が良い。既に何度も書いたが、私は現役時代、海外出張時には必ず小さな魚の形をしたプラスチック容器の醤油を数個は持参したものである。スペインに2ヶ月滞在した時は、北の海岸沿いの街から飛行機に乗ってマドリードに買い物に出かけ、必ず中華料理屋に立ち寄っては日本のキッコーマン醤油を仕入れていたことが懐かしい。 醤油と言うとなぜか、キッコウ印の中に何か一文字入っている商号を使っているメーカが多い。キッコウは正六角形をした亀の... ...続きを見る

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2009/06/09 10:43
観自在
玄脩宗久の著書を眺めていると、彼は僧侶であるから当然仏教用語に出会う。今日は「観自在(かんじざい)」を見つけて、なるほどと感じ入った。大雑把な意味は、自分の経験や常識を離れてフリーな立場で広く物事を観る、ということのようである。 仏の世界には「観自在菩薩」という菩薩がいる。言語では、「アヴァローキテーシュヴァラ」という名前である。仏教を持ち込んだ玄奘三蔵によれば、「アヴァ」と「ローキタ」と「イーシュヴァラ」が結びついた名前らしい。「アヴァ」は「〜離れて」という言葉であり、「ローキタ」は「観る」... ...続きを見る

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2009/05/02 11:22
にほん or にっぽん?
日本を「ニホン」と読むか「ニッポン」と読むか、昔海外に出かけて仕事をしていた頃は、よく迷ったものである。会社の名前にも日本が付いていたから、余計に正式な読み方が気になったものである。結果はどちらでも良い、ということであるが、何故このように二通りの読み方を持つことになったのだろうか? 実は、法律も日本政府も「日本」の正式な読み方を明確にしていない。使い分けのルールもない。読み分けは、慣例や前後に付く言葉とのリズム、または好みで行われているのであり、要するにどちらでも良いのである。元々「日本」とい... ...続きを見る

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2009/05/01 16:00
陶磁器の趣味
今日のボランティアを終え、夕方の散歩もいつものコースを歩いた。まだ明るい夕暮れ時、我が家でロッキングチェアーに揺られて、窓外の庭に眩しいばかりに滴る新緑を横目にしながら中島義道(哲学博士)の本を読んでいた。何だか世の中には、自分と同じような趣味の人がいるものだと、感心しつつ・・・。以前にも書いたが、私は陶磁器が好きで海外出張の折には、その土地特産のティーカップ(カップアンドソーサー)を買い集めてきた。英国ウェッジは勿論ロイヤルアルバート、独のマイセンやドレスデン、ハンガリーのヘレンド、ウィーンの... ...続きを見る

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2009/04/29 21:46
その気で見ないと・・・
人のアラを探すのは簡単である。政治家達は常に他人のアラ探しや弱み探しにエネルギーを注ぎ、隙あらば攻撃を仕掛ける。みっともないがこれが現実である。政治家でなくても、普通に目が見えて、普通に頭が働けば、人のアラは簡単に見付かるものである。しかし同じような能力の人の美点はそう簡単には見付からない。どうしてだろうか? やはり、好ましい思いながら見ないと美点は見えてこないものである。好意を持って相手を見る、良いところを探そうと思って見る、そうすると何だか見えてくる。 人の頭は自由なようで不自由である。同... ...続きを見る

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2009/04/28 17:31
人間は勘定の動物?
あまりにも不景気風が蔓延しているため、消費者の財布に紐は固く閉じたままで、倒産する商店も増えている。景気回復には個人消費が伸びることが一つの鍵であるが、経済界・商業界が思うようにはならない。確かに失業者が増え、労働者の賃金も伸びない、その上、年金生活者の年金収入は減り、医療費や介護保険料は増える始末で、先行きに明るさが見えて来ない。首相は定額給付金配布を決めたが、果たしてその何割が消費に廻るだろうか? 昔から、人間は「感情の動物」であると言われており、物事の判断を感情論で片付けることが多い。確... ...続きを見る

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2009/04/27 14:33
ビール、ビールと鳴く鳥
新緑が目に眩しい季節となってきた。散歩で郊外の雑木林を歩くと色とりどりの花々に加えて、様々な小鳥達のさえずりが聞こえてくる。中々鳥の姿と鳴声が一致せず、いまだにどの声がどの鳥かよく分からない。そんな中、田中良介なる鳥好きの人の「耳寄り」な話と題するエッセイを見つけた。 鳥の鳴声をカタカナ文字で表すことなど容易ではなく、聞く人によってどうにでも聞こえる性質のものではあるが、一応の表現はできるようである。彼なりの耳の感覚で鳴声を標記しているのだが参考になる。彼の書き出しは「うちの庭の木に、ビール、... ...続きを見る

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2009/04/25 11:12
健康十訓
薄曇の中、天候を気にしながら所要で小倉駅近くまで出かけ、昼食はどこか美味しいラーメンを食べたいものだと探してみた。リバーウォークの中の、とあるラーメン屋に立ち寄り、塩チャーシュウ麺を注文した。味はまずまずで満足しながら、ふと横の壁を見ると誰が書いたか、「健康十訓」なるものが貼り付けてある。和風の手ぬぐいに染め抜いてあるので、大量にばら撒かれている可能性が高い。以下書き取っておいたものを転記しておく。 1.少肉多菜   お肉ほどほど、野菜タップリ、健康もりもり 2.少塩多酢   塩分摂り過... ...続きを見る

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2009/04/24 14:06
行動のためのインセンティブ
インセンティブ(動機付け)というと、世間での受け止め方はあまり良くはないようである。馬の鼻先にニンジンというような、ややもすると金銭的な利益誘導が、インセンティブという語の意味であるかのようにとらまえている人が多いのである。日本人はそう思っているかも知れないが、本来の意味はかなり違っている。辞書には「ある目的に向かって誘導するための刺激、誘因、動機となる事物」と出ている。例えば、「人はパンのみで生きるのではなく、神ノ口から出る言葉によって生きる」と聖書にあるように、キリスト者にとっては、これが生... ...続きを見る

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2009/04/23 16:06
言語力検定
文章や図表などを正確に理解し、自分の考えを纏めて表現する「言語力」を試す検定試験がこの秋から始まる。私は学生の頃、図はともかく文章を正確に理解すると言うのが苦手であり、特に長文解釈には一番苦労した思い出がある。読んでいく内に最初の方に何が書いてあったか忘れてしまうのである。 言語力は、国際学力調査などで課題として指摘され、新学習指導要領でも重点を置いているものである。小学3,4年生レベル対象の6級から、大学卒業以上を対象とする1級の6段階に分けて、文部科学省所管の財団法人「文字・活字文化推進機... ...続きを見る

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2009/04/20 13:05
鯉のぼりカヌー
真っ青な空の色に吸い込まれそうな日曜日、今日は早朝から小倉北区の板櫃川下流で子供祭りが開催さた。色んな催し物があるが、その中の一つに親子や小中学生を対称にしたカヌー遊びがある。私達、リバークラブおよび川塾の仲間達は毎年ボランティアでお手伝いをしている。朝、8時過ぎに現場に行ってみると、もう子供達が整理券を片手にカヌーが運び込まれるのを待っている。川を挟んで両岸から吊るした多数の縄に沢山の鯉のぼりが吊るされており、浜風に吹かれて大空を泳いでいる。ここは川ではあるが、海に近いので潮の満ち干で水位が大... ...続きを見る

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2009/04/19 15:39
退官講演
この春、数学者であり作家でもある藤原正彦教授が御茶ノ水女子大学を退官した。33年勤めた後も颯爽としていると本人は言っているが、その通り、相変わらずの藤原節で講演を締めくくっている。講演の全文は文芸春秋5月号に掲載されている。内容は、これまでの彼の持論をまとめたものであるが、「仕事を成し遂げる大切な3要素」というのがあって、若い人を激励している。これは以前にも書いたかも知れないが、再登場させておく。 一つ目は野心。どんなに優秀な研究者でも、何かをしてやろうという気持ち無しにアイディアが沸くことは... ...続きを見る

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2009/04/18 09:56
絵になる男
今日の夕刊は、どこも「イチロー(鈴木一朗)」で飾られている。プロ野球の日本選手安打記録・3085本をついに達成し、張本の持つ記録と並んだ日である。15日(日本時間16日)、シアトルでのエンゼルス戦で、7回の第5打席で何と満塁本塁打で劇的な記録に並んだのである。先日のNBC決勝戦では不調の中で最後に見せ場を作って優勝に貢献した。 私は野球には詳しくなく、プレイもしないが彼が類希な選手であることは分かる。プロ18年目、通産2232試合で、3085安打達成である。張本も偉大な男であるが、23年で27... ...続きを見る

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2009/04/16 17:06
一汁三菜
1977年にアメリカの上院議員、ジョージ・マクガヴァンが日本人の食事が世界的に最も優れていると評価した、いわゆる「マクガヴァン・レポート」が発表された。以来、日本の食文化が大いに注目され、日本料理が世界的に流行し始めた。今や世界の主要都市に行くと、必ずどこかには日本料理店を見つけることができる。但し、あまりのブームから、日本人が経営し日本人の板前さんが働いている店となると途端に少なくなるのであるが・・・・・。数年前、サンフランシスコやロスアンジェルス、ラスベガスを旅した時も、多くの日本料理レスト... ...続きを見る

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2009/04/14 09:31
陶淵明の決意
中国の詩人に陶淵明という人がいる。色々と詩を残しているが、その中に「帰去来辞」というのがある。彼は41歳で群の役所の長になったくらいの人であるが、公務員に嫌気がさして自分の故郷に帰っていく途中で詠んだ詩であると言われている。一寸難しいが、「いささか化に乗じて以て尽くるに帰し、かの天命を楽しんでまたなんぞ疑わん」、平たく言えば、「どんな変化が来てもそれに乗っかって、その変化が尽きるに任せよう。そして天命を楽しんで、それを疑わない」、という彼の決意みたいなものである。 宿命とか運命とかいう言い方が... ...続きを見る

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2009/04/10 10:31
神と運命
神とか運命と言うと何だか哲学めいた感じがするが、ここで哲学を論じようと言う訳ではない。私個人は神仏は自分の心の中にのみ存在すると思っているから、神様が何人いようと一向に構わない。 このたび英語の語源で分かる人間の思想の歴史「語源力」という本を、元上智大学教授・渡辺昇一が出版した。何となく面白そうに思ったので、買い込んでつらつらと読んでいるうちに、神と運命の記述に出会ったという訳である。どちらも人間の手に負える代物ではないが、人間にとっていったいどちらが支配的なのだろうか、どちらが上なのであろう... ...続きを見る

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2009/04/09 06:46
応化力(おうけりょく)
その時々の状況に応じて変化する、だが決して基本を覆してまで変る訳ではない。これを応化力(おうけりょく)と言う。仏教用語であり、玄脩宗久は観音力とも表現している。彼の言葉を借りれば、「日本で最も人気のある仏像は観音様である。どんな宗教でも関係なく祀られ、どこのお寺にもいらっしゃる。これほど宗派を超えて愛されている方もいないが、それも観音さま自信の応化力の賜物ではないだろうか。そしてこのことは、日本仏教、ひいては日本人の心情について語る場合でも、これほど相応しい方はいないと言うことである」ということ... ...続きを見る

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2009/04/07 11:09
目盛のない物差し
私は昔2年ばかり大阪近辺に暮らしていた。続けて2年ではなく、時々は北九州に帰ってきていたのであるが・・・。この時、大阪弁のほんわかとした雰囲気を味わった。大正大学の、ちろさちや教授が言うことには、大阪弁は複雑な言語らしい。大阪の女は自分の亭主のことをぼろくそに言う。その決まり文句は、「うちの父ちゃん、あかんたれや」だである。「あかんたれ」というのは能無し、すなわち何のとりえもないことを意味している。だがこのきつい言葉の裏側には、温かい愛情が隠されているのである。というのは、その後に「そやけどなあ... ...続きを見る

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2009/04/06 11:28
新入社員
桜は満開、街にはフレッシュマン・ウーマンが見られるようになった。新調したばかりで、どこかシックリしないスーツに身を固めた彼らを見ると、何十年か前の自分を思い出す。不景気の最中、運良く、または実力で職を得ることができた若者に励ましのエールを送りたい。 思えば私が入社した頃は、世の中にこれと言った娯楽が少なかった。映画かバス旅行か飲みごと、職場のソフトボールくらいが誰もの楽しみであったような気がする。ゴルフもあったが、新入社員がやれるような代物ではなかった。職場は現在よりも遥かに家庭的で、先輩達は... ...続きを見る

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2009/04/05 11:49
美ジョガー
朝の散歩の途中ではジョギングをしている人たちを見かけることが多い。中高年も多いが、若い女性の数が増えていることに気付く。私も退職後2年位までは、走っていたが今は歩くだけである、1日の目標は2万歩。東京単身赴任時代は宿舎に近い木場公園で朝晩走っていた。あの頃も若い女性のジョガーは多かったように思う。最近は女性マラソンが花形スポーツになっているが、元々マラソンには女性の参加は認められていなかった。オリンピックでも女性のマラソンは1984年からである。この前の第3回東京マラソンでは多くの女性ランナーが... ...続きを見る

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2009/04/02 21:38
才あって徳なし
1995年、68歳で亡くなったサントリー宣伝部の看板男・山口瞳が言っていた言葉に「今後は才あって徳なき人たちの世界になるだろう」というのがある。現在その予感は何だか的中しているような気がする。一般人でも指導者にでも共通することではあるが、特に指導的立場に立つ人達にとっては「才あって徳ある」ことが重要である。「徳あって才なし」という人はいないであろうが、才も無く徳も無い人は多い(これは普通かも知れない)。しかし”才はあっても徳はない”というのは困るのである。こんな人達の中には、何かと良からぬことを... ...続きを見る

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2009/04/01 10:34
最も大切なもの、魂
花冷えのする寒い今日、我が家はエヤコン・暖房のスイッチを捻った。夕食後、NHKの「探検ロマン世界遺産スペシャル」を見るともなく見ていたら、遠い昔の記憶が甦った。松任谷由美が訪ねた、スペインはアンダルシアでのフラメンコ特集であったからである。 スペインには若い頃、技術指導で2ヶ月間滞在した。北部のビスケー湾に面した工業地帯である。この時、休暇を利用して、マドリッドで2,3日過ごした夜に見たフラメンコは強く印象に残った。マドリッドの繁華街のタブラオと呼ばれる居酒屋で、食事をしながらフラメンコを楽し... ...続きを見る

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2009/03/28 21:35
米・学校のテスト用紙
昨年からアメリカは世界中に不況風を撒き散らしている。風邪をひいたのはアメリカだけでなく欧州や日本も大きな被害を被っている。不況によるアメリカでの各州の税収減は深刻で、教育、福祉などの予算が大幅にカットされているようだ。このため、学校現場の教師の多くは、授業に使う教材費などを自腹で捻出するようになっており、その平均額は全米で教師一人当たり年間425ドル(3万8千円)にもなるといわれている。 この問題を解決するために、カリフォルニア州サンディエゴの高校教師が編み出したのが、テスト用紙の空白部に「広... ...続きを見る

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2009/03/27 11:38
神が降りた
昨日は下関のカモンワーフの市場で人混みに紛れてテレビを覗いた。丁度第二回WBCの優勝戦で日本と韓国が9回の裏を戦っており、日本が3-2で勝ち越している場面であった。その時、李机浩の適時打でアッという間に同点にされてしまった。テレビの前に集まっている人たちの落胆は、どよめきになって聞こえてきた。誰もが日本の優勝を期待していた矢先の出来事であり、この先に不安を抱いていたのかも知れない。私は、時間の都合でその場を立ち去ったが、勝てるかな?それとも敗れてしまうのか、気にはなっていた。夕方帰宅の電車の中で... ...続きを見る

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2009/03/25 10:23
海賊・イスラム・十字軍
日本もいよいよソマリア沖の海賊退治に自衛隊の部隊を派遣した。国内には反対者もいるようではあるが、どこの国の者であろうが、法に反する行為を取り締まるのは当然であろう。特に中東の石油依存度の高い日本にとっては遅すぎた判断ではないだろうか。 この前も書いたことであるが、塩野七生の「ローマ亡き後の地中海世界 上下」は、ローマ帝国衰退後の中世地中海の様子を知るには面白い本である。そこには当然キリスト教徒とイスラムの関係を避けて通れるものではなく、今世界中にテロを撒き散らしているイスラムの本質を知る手がか... ...続きを見る

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2009/03/18 10:56
供養文化
今日17日は「彼岸の入り」である。そう言っても分からない人も増えているが・・・・。ついこの前、日本映画「」おくりびと」がアカデミー賞を射止めた、日本独自の葬祭文化が世界で評価された?しかし今その故人の供養の方法は変りつつある。樹木葬、散骨、手元供養などである。墓守を必要としないものが好まれる、と聞く。確かに少家族化により、無縁墓が増えてきている現状ではそうかも知れない。時代は変っても、一家族一墓地の文化は残したいものではある。私の生まれた田舎には昔から受け継がれた先祖代々の墓所があったが、何しろ... ...続きを見る

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2009/03/17 09:10
もう鯉のぼり
春らしい日差しの中を、遅い散歩に出かけてみて驚いた。田んぼの近くにある、庭の広い屋敷に、高々と緋鯉と真鯉に子供の鯉が3匹青い空を泳いでいるではないか。やや風があったので、勢い良く風に乗って大空を泳いでいるかのように見える。それが物凄く大きい鯉達である。青色の子供の鯉でも2m位はありそうである。息子の誕生に喜びを隠し切れず、節句の日まで待ちきれなくて今日の登場になったのかも知れない。昨日はまだ無かったような気がする。最近では鯉のぼりは、川を挟んで両岸から引いた長い綱に多くの鯉を取り付けるのが流行っ... ...続きを見る

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2009/03/16 13:35
死ぬまで成長変化
過去の成功者やスポーツ界のトッププロがよく口にする言葉に「人間は死ぬまで成長変化すること。体中に情熱を燃え上がらせることが重要」と言うのがある。今朝のTV・「報道2001」に出演の石井一は、小澤一朗は最近は変ったという(今はどのテレビも小澤問題ばかりである)。その源は、彼が若い頃見たイタリア映画「山猫」らしい。この映画のクライマックスに「今までと変らずに生き残るためには、自らが変わらなければならない」という台詞がでてくる。これがいたく小澤一朗の気に止まったようであるが、それにしてもその言葉を彼が... ...続きを見る

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2009/03/15 17:35
忘己利他
仏教国(?)日本は、日頃使っている言葉にも仏教思想が反映されたものがる。古びたお寺に行くと、「釈尊と飢えた虎」物語の大きな絵が壁にかけてあるのを見かける時がある。これはこんな物語であると言う。ある時釈尊が森を歩いていると、出産直後の雌虎に出会った。虎は腹をすかし、空腹のあまり集散した子を食べようとしている。それを見た釈尊は、自分が虎の餌になろうとその前に横たわるのであるが虎は力が尽きていて、釈尊に襲い掛かることが出来ない。そこで釈尊は近くの崖に登り、そこから飛び降り、自分を殺してその虎の餌食にな... ...続きを見る

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2009/03/11 10:42
日本人の幼児性
日本人の平和ボケとか平和・平和と唱えるだけの特殊な国民性がよく話題になるが、文芸春秋4月号で作家阿川弘之がこの辺りを巻頭エッセイで綺麗に整理してくれている。題して「日本国民の幼児性」、過去に色々な人達が述べた説をまとめたものではあるが、普通の国ではない日本人特有の幼児性を言葉で表現するのは容易ではない。迂闊な話をすると変な目で見られるからである。大方の人が感じてはいるのだが、言葉で言いにくいことでもある。以下、抜粋してみよう、気持ちの整理に役立つに違いない。 山本夏彦は「日本は平和国家だって言... ...続きを見る

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2009/03/10 15:54
部長の大晩年
私の好きな作家の一人に城山三郎がいる。経済小説の開拓者とも呼ばれている。政界、財界の人たちを対象にした作品が多い、特に民間経済人の伝記物は面白いと思う。「総会屋錦城」「勇気堂々」「男子の本懐」「打たれ強く生きる」「わしの眼には10年先が見える」等々、それぞれに中身がある。いま、「部長の大晩年」を読んでいる所である。本気で読めば一夜で読み終わる短編ではあるが、余り時間が無いことや、他にも興味をそそられる本が多々あり、どれもこれも並行して読んでいるので中々読み終えることができない。就寝前にちょっと読... ...続きを見る

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2009/03/09 11:09
ビンジ・ドリンカー
イギリスでは酒場・パブの営業時間が午後11時までと決められていた。それを2005年11月から時間延長が出来るようになった。11時までと時間制限があると、短時間で大量の酒を飲んでしまうビンジ・ドリンカー(Binge drinker)(暴飲者)が増えて社会問題になっていたからである。飲む量を減らせととは言わずに、まずは時間をかけてゆっくり飲む習慣をつけてもらおうというのが狙いであり、そのためにはパブの営業時間制限を緩和しよう、というのが当初の目論見であった。所が施行から3年が経過した昨年、この法律の... ...続きを見る

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2009/03/07 08:47
新入社員のタイプ
桜の蕾も大きくなり、今年の開花は例年より早いとの予報が出ている。いよいよ新入社員の季節である。 今手元に、「入社年度別新入社員タイプ」という資料がある。社会経済生産性本部「職業のあり方研究会」事務局の資料である。何となく眺めていたのだが、これが中々面白いのである。1976年以降の新人の傾向が読み取れる。1976年は「たいやきクン型」とあり、頭から尾まで過保護のアンコがギッシリ、とのコメントが付いている。懐かしい言葉である。沢山あるので、2000年以降だけを列挙してみよう。 2000年:「栄養... ...続きを見る

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2009/03/06 17:04
ポスト90
世界同時不況の中で、新年度の中国は経済成長率で8%の伸びを目標に掲げている。成長・発展が著しい国であるが、この国で今クローズアップされる世代がある。日本では少し前アラフォー(Around 40)という言葉が流行ったが、中国では「ポスト90(Post 90)」が流行り言葉となっているという。1990年以降に生まれた世代である。昨年9月に大学に入学した若者達で、その生活振りや価値観がマスコミに取り上げられるようになったからである。現在の中国は物不足の時代ではない、彼ら・彼女らが新しい携帯電話を購入す... ...続きを見る

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2009/03/05 20:44
迷惑行為への罰則適用実施
北九州市は市内重点地区での迷惑行為に対して、3月25日から罰則を適用する。小倉駅前周辺と市役所・勝山公園周辺の地域限定である。「モラル・マナーアップ関連条例」の施行である。「ゴミのポイ捨て」「飼い犬の糞の放置」「路上喫煙」「落書き」の4項目に対して、違反すれば1000円を徴収される。当たり前のことではあるが、これらのマナー違反は何時まで経ってもなくならない。地域限定ではなく、市内全地域を対象にして実施してもらいたものである。 以前から朝晩の散歩の途中で、空き缶や空き瓶、ビニール袋、飲食物のケー... ...続きを見る

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2009/02/28 10:15
自分なりの美学
男はある程度の年齢になったら、自分なりの美学を持っても良いのではないか、美学は人生観とも関係してくる所があるのであるが・・・・。「絶対にこれだけはやらない」とか「人が何と言おうともこれだけは守る」「彼に相談すると、きっとこういうに違いない」・・・・等々、一種のこだわりというか、頑固さというか、時々そんな人に遭遇する。あまり頑固にやられると、嫌気がさすが、微笑ましいのもあり、魅力を感じるのもある。そんな人の一人に、数学者・藤原正彦がいる。言わずと知れた、作家新田二郎の息子である。彼は色々と古風なこ... ...続きを見る

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2009/02/27 21:37
素人裁判官
今年の5月からは裁判員制度が施行される。そこで裁判員候補に選ばれた全国の29万5千人に通知が発送された。この内の約4割に当たる12万人弱が、辞退を希望するための回答票を最高裁に返送したという。残り6割とは言え、全くの素人裁判員の誕生である。素人が、人を裁くなんてことは、普通ならとてもできることではない。 日本の伝統文化では仏教でも神道でも、裁くこと、処罰することにはあまり積極的ではなく、追放するだけで実際の処分については社会に任せてきた。その背景には「人は、人を裁ける存在ではない」という意識が... ...続きを見る

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2009/02/26 21:44
巡礼のたび
我が家の斜め前の家に住んでいる一人暮らしのおばさんは、最近四国四十八箇所のお札参りの旅を終了した。時々白装束に身を固めてすげ笠をかぶって、少しずつ廻っていたらしいが、何回目かで無事に終えたようである。旅に出ている間は、新聞受けに入っている新聞を我が家で預かるのが習慣になっていた。 信仰心の篤い人たちは聖地詣りをする、日本だけではなさそうである。私は30代の頃、仕事でスペイン北部地方で2ヶ月間一人で暮らした。最近、テレビ番組「欧州鉄道の旅」の中で、スペイン北部を鉄道で旅する企画に出会った。ビスケ... ...続きを見る

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2009/02/25 11:09
英文の掛け軸
先日、テレビで「何でも鑑定団」を見ていたら、見たことのない英文の掛け軸が持ち込まれていた。何と書いてあるのかと良く見ると、「Haste not,Rest not」とある。始めて見たものであり、出品者の話しのよると、何でも新渡戸 稲造の書であると言う。この番組では掛け軸は沢山出てくるが、英文掛け軸は珍しい。新渡戸稲造と言えば、今から150年位前(1862-1933)に活躍した農学者である。札幌農学校から東大に進み、ドイツやアメリカに留学し、5千円札に肖像画が記載された。有名な著書「武士道」を英文で... ...続きを見る

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2009/02/19 14:25
理想のオヤジ3点セットKGI
エッセイイストの中村 うさぎ が謳う「理想のオヤジ」像というのがある。それは@媚びない(徒党を組まない)A愚痴らない(自分を憐れまない)B威張らない(但し、言いたいことはハッキリと言う)、の3点であり、頭文字を取りKGIという。これをいつも念頭において努力するのが理想のオヤジであるらしい。何となく普通のことばかりであり、簡単そうに見える。現役を引退したオヤジには簡単かも知れないが、現役者には難しい所があるかも知れない。 それは、会社勤めや何処かでの勤務時代を思い出すと分かる。そこは、媚びて、愚... ...続きを見る

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2009/02/18 10:35
自分の夢を追う
長いことサラリーマン生活を経験して、思うことは「何十年も何をしていたのだろうか」である。楽しくも辛くもあった日が続いた、そこで一体何を得て、何を学んだのであろうか。確かに毎日の生活に必要な経済面での心配はせずに、仕事や遊びに打ち込むことが出来た。家族も養えたし、子供は皆独立した。会社は日々の生活に必要なお金を稼ぐだけの場所なのか、そうでもないだろう。出世ゲームを楽しむ場所なのか、自分の持つ力を試す所なのか、自分を磨く場所なのか。どれも、そうでないものは無いような気がする。退職後は、それらは無くな... ...続きを見る

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2009/02/16 11:09
遊び心
この前読んだ本に、今の日本の男達に足りないものは「遊び心」ではないか、とあるのを見た。確かに、お金儲けに意識が集中していて心に余裕がない人たちが多いような気がする。会社で忙しく働いてはいるが、会社に対して忠誠心が旺盛な訳ではない。いつもパソコンにかじりついて、売ったり買ったりのデイトレードに励み数億円儲かっただの、損しただのがテレビでも時々出てくる。お金には羨望の視線を向け、不正をしてまで利益を上げることに血なまこになっている経営者も多い。そこには何の余裕も、美しさも感じられない。それどころか、... ...続きを見る

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2009/02/13 10:24
サイバー・ポリス
最近はサイバー・テロという言葉を聞かなくなったが、一時は防衛省や各官庁のパソコンに大量のメールが送り込まれたり、ウィルスが入り込んだりして大騒ぎになったことがあった。このようなサイバー・テロも困るが、もっと恐ろしいのが「サイバー・ポリス」の介入ではないだろうか。日本では先ず考えられないことであるが、中国では常時行われていることである。中国の例では、中国当局にとって不都合なネット上のニュースや情報を一掃してしまう検閲機関のことである。 一般人にとって、実態は良く分からないが、国際的な団体「国境な... ...続きを見る

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2009/02/11 14:31
フランス女性の日常生活
フランスとの係わりは随分前からであるが、フランス女性の働き振りや生活には見習うことが多くあるように思う。そん半面やり過ぎかな、と思う面もある。気分転換にフランス女性に関する記事をよく読んでいる。先日もフランスの国立統計経済研究所(INSEE)のデータを見たのであるが、そうなのかと肯けるものがある。ちょっと古いが2003年の資料であり、私が退職した年のものである。 フランスは労働人口のうち49%が女性である。EU加盟国の中でも、男女の就業率の差が最も小さい。低年齢の子供を持つ女性が入ると考えられ... ...続きを見る

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2009/02/07 16:40
IME or ATOK
日経パソコンの最新号に、パソコンに使われている日本語入力システムの歴史の様なものが記載されいたので要旨を書き留めてておこう。パソコンで輪を拡げて暮らしている身として、何かの役に立つことがあるかも知れない。 Windowsで利用できる代表的な日本語入力システムとしては、マイクロソフト社の「IME」とジャストシステム社の「ATOK」がある。IMEは購入した時にパソコンに標準装備されているから、誰もが知っている。一方ATOKは「一太郎」や「花子」のソフトを使っている人は当然知っているが、そういう人は... ...続きを見る

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2009/02/05 16:52
エンゼル・フード
今日3日は節分・豆まきの日である。テレビでは成田空港利用時に時々参っていた、懐かしい成田山・新勝寺での豆まき風景を中継していた。モンゴルからやって来た横綱・朝青龍も笑顔で豪快に豆を撒いていた。しかし、スーパーやデパートは目下の所、豆よりは、チョコレートに力を入れている。 2月14日、日本では女性が男性にチョコレートを渡し、愛を告白するバレンタインデーである。元々は、、聖ヴァレンティヌスが殉職した日に由来する記念日であり、世界各国で恋人が愛を告白し、花やケーキ等を贈る習慣があった。愛の告白は、男... ...続きを見る

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2009/02/03 15:03
ひな飾り
梅の蕾も膨らんできて2月に入った。我が家ではいつの間にか7段飾りのひな飾りが狭い部屋の中に入り込んでいる。娘たちが皆独立してからは随分永いこと、倉庫に入っていて見る機会がなくなっていた。しかし最近は孫娘が幼稚園でひな飾りをしているらしく、飾りたいと言い出した。そこで、倉庫の奥から引っ張り出されて再登場となった模様である。上段の男雛、女雛、三人官女と5人囃子等々、なんだか少し華やいだ気分がする。もちろん孫娘は大喜びで、家にいるときは、いつもひな壇の前にいるようである。 ところで、各人形を飾る時に... ...続きを見る

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2009/02/02 10:24
おばさん
日本では女性を「おばさん」と呼ぶようになるのは、何歳位であろうか? おばさんと呼ばれて「失礼な」と感じるのと、そうでなくなる年頃の境目はどの辺りにあるのか。私には良く分からないから、滅多に使わない。 フランスではそのような区別はないと聞いている。「おばさん」という言葉には、生物学的には「女類」であっても、男性の恋愛対象としての「女性」のカテゴリーからは外れている。というニュアンスがあような気がする。結婚していても性的魅力がある女性を指す言葉が「人妻」であるのに対し、既婚、未婚を問わず「おばさん... ...続きを見る

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2009/01/30 11:06
茶寿
今日1月26日は旧暦の正月である。旧暦を祝う中国では春節と呼び、中央に出稼ぎに出ていた人たちは我が家に戻り、家族全員で祝い事をする。例年、西洋歴の1月22日から2月19日の間に旧正月がある。日本も昔は旧暦を中心にして慶事を取り行ってきたが、、今は少なくなった。 日本の生活文化は中国に由来するものが多い。先日ラジオ放送を聞いていたら、聖路加病院理事長の日野原重明の対談があって、「茶寿」が話題になっていた。彼はいま97歳、まだまだ元気一杯であり、現役の本業のかたわら子供たちの教育活動他多くの講演な... ...続きを見る

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2009/01/26 10:57
電動自転車
我が家は緩やかではあるが坂を上り詰めた丘の上に位置する。歩いて行き来するにはどうと言うことはないが、自転車で上ってくると、少々きつい。私の自転車は18段切り替えのマウンテンバイクであるから、天気さえ良ければ自転車で5kmや10kmの距離なら出かける。日頃の運動不足解消になるからである。当然最後の登り坂は少しきつくなるが、ギヤーチェンジで問題なく上れる。先日、隣のガラス屋のおばさんが、自転車で何の苦労も無く沢山の荷物を乗せて、スイスイと上って来るので驚いた。良く見ると、電動アシストの自転車であるこ... ...続きを見る

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2009/01/23 13:52
新しい責任の時代
今月20日に就任したアメリカの新大統領・オバマは好調な滑り出しである。昨今の新聞やテレビには、オバマの姿を見ない日は無い。しかし、彼を取り巻く環境は厳しいものばかりである。途中で放り出したりすることなく、頑張って欲しいものである。彼の就任演説の全文(英語・日本語)が今日の新聞に掲載されている。全て読んだ訳ではないが、何となく平易で分かりやすい表現で思いを述べているように感じる。目下の所、彼を批判する勢力は現れていない、就任式に集まった人では過去最多の180万人にも上った。誰もが大歓迎しているが、... ...続きを見る

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2009/01/22 17:17
宗教対立
昔から国家間の対立は戦争や紛争につながり、多くの国民が巻き添えとなり被害を受けている。ここ数年はイスラム対キリストまたはユダヤの対立による戦争やテロが頻繁に起こっている。今回のイスラエルとパレスティナもそうである。本来は政教分離が原則であるといっても、宗教は国民生活に密接に結びついているから、簡単には分離できないのが実情である。特にイスラム教はその度合いが激しいように思われる、世界のテロや紛争の大部分にイスラムが関係している。 私の知る限りでは、イスラム教徒にとっては、国家とか民族とか人種は問... ...続きを見る

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2009/01/21 11:36
公用語
今は小学校でも英語の時間があり、幼稚園でも英語を取り込んであるところもある。低学年では英語よりも日本語をシッカリ教えたほうが良いのではと持っているが、外国語の一つぐらいは気軽に話せる人材が必要との配慮からであろう。 大学の分子生物学教授であり多くの著書がある福岡伸一(私が今までに読んだ本では、ロハスの思考、生物と無生物の間、等がある)が面白いことを言っている。ある国際学会に出席した時に、基調演説に立ったスイスの学者が「科学の世界の公用語は、英語であると当然のようにお考えになっていると思いますが... ...続きを見る

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2009/01/18 11:39
プロに得意芸なし
いや〜、驚いた。15日(日本時間16日)のUSアヤーウェイズのエヤーバスA320型機が飛行不能となり、マンハッタン島の西側を流れるハドソン川の水面に不時着した。しかも乗客150人、乗員5人全員が救出された。エンジンが鳥を吸い込む「バードストライク」が原因らしい。管制官は最寄の空港に着陸するよう指示したが、出発したラガーディア空港に引き返すのは不可能と判断して、ハドソン川に緊急着陸した。 私はニューヨーク主張の際に自由の女神が見渡せるロックフェラーセンターから冬や夏のハドソン川を眺めているが、冬... ...続きを見る

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2009/01/17 20:57
漢字は難しい
毎日使っている日本語、漢字、でもなかなか思うように読めない、書けない。話しの中では良く出てくる単語や言い回しでも、書いてみるとかけないのである。うろ覚えのものも多いし、また文書になっているものが読めないもの、知らぬ内に誤読しており、それが習慣になって正しいと思い込んでいるもの等々、漢字は少ない字数で多くを語ることが出来便利ではあるが、つくづく難しいと感じる。麻生太郎が時々読み間違えるのも分かる気がするが、彼は一国を代表するリ-ダーだから、あまり連発すると具合が悪い。その点私は気楽ではあるが、気付... ...続きを見る

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2009/01/16 11:50
直勘、実感、大局観
今朝も現内閣の不支持率が70%を超えたと報道している。だれがリーダーになっても難しい時代である。政治に限らず、困難を抱えている時期には、リーダーは「直勘、実感、大局観」を持ってことに望むことが重要である。この言葉自体は今話題の人、自民党の渡辺喜美のものであるが、彼がどれだけの覚悟で最近の発言をしているのかどうかは、私には判断できない。彼の勢い余った暴れん坊発言が、才ある人の政治生命を奪うことになっては多少危惧している。 「直勘」とは、今この国なり活動集団がどのような状況にあり、何をなすべきなの... ...続きを見る

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2009/01/12 10:51
毎秒3600杯
何かの際に喉が渇くと何を飲むであろうか? 日本茶、コーヒー、紅茶、水、普通はこの辺りが多いのではないだろうか。喫茶店に入ればもっと色々なものが飲めるが・・・・。 私はこのどれもが好きであり、どれでも良い。ただ気分や体調によって変る。飲み物には興味があるから、書籍類も読んでいないものまで含めると40冊位はある。気分転換に時々引っ張り出して眺めている。科学的な説明書である「茶の科学」から紅茶・コーヒー・日本茶の美味しい煎れ方、水の硬度や見分け方、産地や特徴等々様々な本が書棚にずらりと並んでいる。当... ...続きを見る

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2009/01/09 10:54
イタリア美術
昨日、妻と孫娘と一緒に戸畑区鞘ヶ谷にある北九州市立美術館にイタリア美術絵画を見に行った。「ボッチチェッリイタリア美術とナポレオン」展が開催されており、時間の都合もついたので気分転換にと車を走らせた。驚いたことに、美術館の前の桜が既に花開いていた。早咲きの桜にしても、随分と早い。 イタリアには過去何度も行っているし、4年前にもフィレンツェに北九州市の環境調査団の一員として行き、イタリア美術はかなり見てきた。しかし、今回の展示は日本で始めて特別公開されるルネサンスの巨匠ボッティチェッリの「聖母子と... ...続きを見る

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2009/01/07 20:34
角文字
昨年末、今年の干支にちなんだ置物を知人から貰った。中南米原産の「角ゴマ」の実である。大きさは約15cmほどもあろうか。名が示す通り、大きな水牛の角のようなものが2本、ゴマ袋の両端から出ている。角だけでも長さが10cmはある。実に立派な角である。ゴマ袋の中にはゴマの様な実が入っている。全体に黒色をしており、特に角の部分の黒は綺麗である。今年の正月の飾り物・縁起物としては丁度良い。聞く所によると、植物の背丈は2mあまりにも成長し、黄色の花を咲かせるらしい。勿論花の後に角を含んだ実が成るのであるが、色... ...続きを見る

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2009/01/06 13:14
生は偶然、死は必然
今まで60数年生きてきて、その日その日を生きるのが精一杯であった。自分が何故ここにいて、何故こんなことをしているのか、あまり考えたことはなかった。ただ毎日が時間に追われつつも、面白く楽しく、また悔しくて反省の思いに時を忘れて過ごしてきた。考えるまでもなく、私が今いるのは、父母達がどこかで偶然出会い一緒に生活するようになったからであり、祖父母達もまた同様である。私を生み育てようと意図的に仕組んだものは何も無い。生は、そして出会いは偶然が成せる技である。私が両親に私を産んでくれと頼んだ訳でもない、偶... ...続きを見る

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2009/01/05 13:57
四千万歩の男
50歳で家督を息子に譲り、隠居するまでは下総佐原村の名家の旦那(養子に行った)であった伊能忠敬は、50になると本格的に星学暦学の勉強を始めた。江戸深川の黒江町に移り住んで新しい妻を娶り56歳から72歳までの16年間、「二歩で一間」の歩測で日本の海岸線を歩き回り歩きつくして、実測による日本地図を完成した。この間に彼の歩いた距離はざっと3万5千キロメートル。歩数にして約4千万歩である。伊能忠敬のことは、作家井上ひさしが「四千万歩の男」全5巻で詳しく書いている。 当時は人生50年の時代であるから、か... ...続きを見る

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2009/01/04 10:59
盃をマウスに持ち替え初仕事
正月も3日となれば、おせち料理やアルコールにも飽きたし、帰省していた娘達も帰って行く。賑やかだった時間もあっという間に過ぎ去ってしまった。今はお年玉をたっぷり仕入れた孫達も散財のためにどこかに出かけてしまった、静かな時間が戻ってきた。三が日はテレビも孫達に独占されて見ていない、勿論特別見たい正月放送もないのであるが・・・。散歩に読書にCD、ラジオ、料理にお酒、これだけあれば何も言うことはない、良い正月であった。でも3日もすると飽きが来る。朝、新聞を見ると、詩人・堀口大学の詩の紹介が出ていた。「詩... ...続きを見る

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2009/01/03 14:33
次は丑年
今年も後2日を残すのみとなった。整理しなくてはならないと思うばかりで、手付かずのものが山積している。でも最小限のことは何とかなった感じでほっとして今朝の新聞を見ると、夏目漱石の留学日記が紹介されているのが目に付いた。 彼は20世紀初頭に国費でイギリス留学をしている。1901年(八幡に日本で初めての近代式溶鉱炉が建設された年)の春の日記には、「黙々として牛の如くせよ」、その前後には「自ら得意になる勿れ(なかれ)」、「内を虚にして大呼する勿れ(なかれ)」と戒めの言葉が置かれている。奢ることなく、中... ...続きを見る

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2008/12/30 13:54
正しいやり方は無い
近代社会には「正しいやり方がある」と思い込んでいる人が多くそこに集中した時代であった。しかしそれは間違いだった、と養老猛司は言う。今は、正しいやり方ではなく、「正しい受け取り方がある」のだと。今の人は直ぐ、「じゃー、先生どうしたら良いんですか」と質問する。いつでも何処にでも「正しいやり方がある」と思い込んでいるからである。そうではなく、世界の見方を変えると、困難に思える問題が問題ではなくなる。 科学技術の分野では少ないが、人間を対象とする物事においては「絶対的真理などはない」と「榊原式スピード... ...続きを見る

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2008/12/29 11:08
カップ・オブ・ジョー
サンフランシスコ在住のノンフィクションライター、Nina Luttinger と Gregory Dicum 共著の「The Coffee Book」 は、なかなか面白い内容となっている。その中の一つを記載しておく。 現在のインスタント・コーヒーは1930年代のブラジルにおいて、ネスレ社の技術者によって生み出された。この発明品「ネスカフェ」は、1938年に市場に出回り、いまだに世界一のインスタント・コーヒー・ブランドの地位を維持している。自社の粉ミルク施設を応用したスプレイ・ドライ製法の利用に... ...続きを見る

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2008/12/28 13:25
パティシエ
クリスマスも過ぎて、今はどこも新年を迎える準備に忙しい時期である。今年のクリスマスイブには、ワインやご馳走と共に、手作りケーキや専門店のケーキを沢山食べて満足した。日本のクリスマスケーキ第一号は、1910年(明治34年)、洋菓子メーカー不二家の創業とともに誕生したと言われている。しかし、国民の間に定着したのは、昭和40年代の高度成長期に入ってからである。私が社会人になって数年経った頃からであろう。経済大国と呼ばれるようになってからは、何処の家庭でもクリスマスにはケーキが食べられるようになった。 ... ...続きを見る

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2008/12/27 11:37
自然に暮らす女性
フランスの女性は日本人女性より平均して1.5倍も子供を産んでいる。日本の若い女性は、今や社会進出が著しく30歳を超えてもなかなか結婚もせず、会社や社会の中で活躍している人が多い。昔、仕事でパリに行く機会が多かった時があるが、多くのパリの女性は仕事もするが結婚し子供を2,3人は持っている人が多かった。ビジネスウーマンやレディに限らず彼女らは社会の中で普通に暮らしているだけであり、結婚や出産を日本人のように人生を変えるような大事件とはとらまえていないように見えた。フランスでは「仕事を選ぶか子供を選ぶ... ...続きを見る

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2008/12/25 17:20
大トリ
年の最後や、何かの最後に行われる行事を「トリ」と呼ぶ慣わしがある。12月31日のNHK紅白歌合戦のしんがりを勤める歌手を指して、誰それが「大トリ」を勤めるというように、「大」の字が前に付くこともある。紅白では赤組、白組にそれぞれ「トリ」がいるため、本当の最後となる側の「トリ」を「大トリ」といつの頃からか呼ぶようになったようである。 元々、毎月の末日を「晦日(みそか)」と呼んでおり、1年の最後・12月の末日だけを「大晦日」と呼ぶのと同じである。「トリ」の語源に「大トリ」はない。その「トリ」の語源... ...続きを見る

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2008/12/21 16:39
仁者壽
論語に「仁者壽」という言葉がある。ここでの「壽」は慣例的に「イノチナガシ」と訓ずることになっているそうである。従って、この言葉は「ジンジャハイノチナガシ」と読むことになる。何処かの雑誌では「本を読ムモノハイノチナガシ」と紹介されているのもあった。今も昔も読書人は長生きが出来る?らしいのである。昔、古希(70歳)まで生きる人が希なる時代に、死亡した読書人61人を調べた結果、古希に達しないで亡くなった人は僅か12人、70代18人、80代20人、90代11人となっていた。本を読むことは考えることに通じ... ...続きを見る

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2008/12/20 19:27
「安定性」と「ほどほど」
最近は食の安全性が気になる話しが多い。農業でも農薬を使わない、或いは少ししか使わない方法が考案されている。農業はまさに自然と如何に上手に付き合うかにある。自然を征服して人類のためになるように改造して行くことではないのである。長いスパンで気長に、しかし着実に取り組んでいかないとひどい目にあうこと間違いない。養老猛司の知り合いの大工が、有機で畑や水田をやった経験を聞いたことがある。もう二度とあんなつらいことはしたくない、と感想を漏らした。つらいのは草むしりだそうだ。有機だから除草剤は使わない、端まで... ...続きを見る

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2008/12/19 11:17
活字メディア
インターネットの利用者の増加や携帯電話の技術革新に伴って、紙媒体を主とする活字は今、大きく変りつつある。パソコンや携帯電話では書籍を何冊も持ち歩かずに、いつでも何処でも活字が読める「電子書籍」が現れた。小説や漫画、写真集等、色々なジャンルの書籍が楽しめる上に、絶版になった本の復刻や、希少で入手困難なものが書店めぐりをしなくても手に入れることが出来るのも便利である。一方では街中の小規模書店が次々に廃業となり、近所には本屋さんがなくなってしまい、不便になった。 2007年全国出版境界・出版科学研究... ...続きを見る

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2008/12/17 10:43
忠臣蔵の謎
12月14日は赤穂浪士が主君の恥辱をそそいだ日として毎年話題になる。何故か日本人はこの忠臣蔵の話しが好きなようである。私は東京単身赴任時代は、かっての歴史の舞台上記念となる地を歩き回ったので、浅野内匠頭長矩や四十七士の墓がある、泉岳寺(都営浅草線の泉岳寺駅を降りて高輪2丁目にある)や吉良上野介義央の旧宅(JR両国駅の京葉道路側にある回向院の裏側にある)は時々歩いて廻ったものである。 近世来三大仇討ちの一つとされてきた、赤穂事件。元禄14年(1701年)3月14日、勅使接待役の浅野内匠頭長矩が突... ...続きを見る

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2008/12/16 17:27

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