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zoom RSS ちょっと曲がっている所に風情あり

<<   作成日時 : 2017/07/27 21:03   >>

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子どもの頃は何事も真直ぐなことが良いことであるように教わった気がする。心も行いも、受け答えも真っ正直に真直ぐに・・・・。曲がったことの嫌いだった祖母は特に、そう言っていた。障子や窓ガラスの立て付けにすら、少しでも傾いていると注意された記憶がある。しかし、小さい時には言われた通りに心がけていたものが、年齢が増すにしたがっていつの間にやら、少しひねくれて見たりして真直ぐに価値観を置かなくなる。屁理屈を言っては祖母の言うことを聞かなくなる。
先日ある人の一句を見かけて、昔のことを懐かしく思い出したのである。その歌詠み人は、橋かん石(1903〜92)だが、「詩も川も臍も胡瓜も曲がりけり」と詠んでいる。そして、長谷川櫂の次のようなコメントというか解説が記載されていた。
松の名木は枝振りが良い。もし羽衣の松が電柱の様に真直ぐなら、天女が羽衣を掛けたかどうか。ちょっと曲がっている所に風情がある訳だ。この句も同様。詩や川や胡瓜は勿論、臍(へそ)も少々曲がっている方が面白いのである。
確かにいつもいつも真直ぐばかりの生活では窮屈である。程度ものだが、時には格好つけて曲げてみるのも風情が出て来る。人生とはそういうものかも知れない。勿論真直ぐなことの価値を全否定するものではない。が、曲げ方ひとつで、その人の個性が滲み出ることだって有り得る。ギスギスした世の中に一筋の明かりが見えることもあるかも知れない。ただし、だからと言って乱用してはならないことは言うまでもないことであるが・・・。特に度を越したへそ曲がりは考えものである。

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