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大昔、私が始めて海外出張した時は、オーストラリア〜南アフリカ〜スペイン〜フランスを廻った。羽田空港からのシドニー便はJALであった。途中赤道を越えるときには、JALより通過証明書をいただき今でも記念品として持っている。以来世界中の飛行機に数え切れないほど乗ってきたし、一度も事故に遭っていないのは幸運であった。 今航空業界の経営はかなり厳しい状況に置かれている。我家には、私が過去に乗ったことのあるエヤーラインのマーク入り飛行機のブリキ模型がズラリとあり、孫達が遊び道具にしている。その航空会社の多くは吸収合併で姿を消したり、消滅している。現在、欧米の航空会社は大手3社に集約する方向の再編が加速しつつある。英ブリティッシュ・エヤーウェイズ(BA)、独ルフトハンザドイツ航空、仏エールフランスー蘭KLMである。ルフトハンザはブリュッセル航空やオーストリア航空を傘下に収めつつあり、エールフランスもアリタリア航空と交渉している。BAもイベリア航空との合併を交渉中と聞く。一方、アメリカではアメリカン航空、ユナイテッドーコンチネンタル航空連合、ノースウェストーデルタ航空の3つに絞られてしまっている。いずれも昔懐かしい名前の航空会社ばかりであるが、生き残りをかけ懸命の模索をしている。 日本ではどうか、JALの西松社長が年収960万円で頑張っており業界の話題を呼んでいるが、それだけでは生き残りは出来そうもない。欧米での航空会社の大型再編は日本にも大きな影響を及ぼすことは容易に予測できる。国内でも新幹線との競争がどんどん激しくなっている折り、2つの大規模航空会社はもう必要ない時期に来ている。国交省は「ナショナルフラッグは1社でいい」とも言っているようである。JAL(日本航空)とANA(全日空)の統合案が今しきりに話題を呼んでいるのも頷ける話である。国際線での既存路線の権益の継続を考えると、最初に「J」の文字が必要となるかも知れないので、新社名は「JANA」になるのではないか。私は中小航空会社は別として、主としてJALを利用してきた。ついこの前までは機体に赤い鶴のマークがあったものが、今は消えている。ANAにも時々乗っていたがやはりJALの方がに懐かしさを感じる。しかしその内JALではなくて、JANAの飛行機が世界中を飛び回る日が来るかも知れない状況になってきた。何時までも昔の懐かしさを偲んでいることはできそうもない。 |
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